肩こりは筋肉の緊張!ほぐすためのアプローチ
「人と比べて肩がこりやすい」「いつも肩こりに悩まされている」という方は多いのではないでしょうか。
そのような方は、普段の生活に肩こりの原因がある可能性が高いのです。
そもそも、なぜ肩こりが起こるのか気になっている方もいるでしょう。
原因を知ることで対策を立てられるようになります。
肩こりの原因は、仕事や家事などによる心身のストレス、激しいスポーツなどによる筋肉の疲れなどさまざまです。
原因をすべて解消することはできないので、できるだけ肩こりが起こらないように過ごすことが大切でしょう。
また、肩こりが起きたときには悪化する前に対処しましょう。
肩こりとうまく付き合うことができれば、今後の生活が楽になるかもしれません。
それでは、肩こりが起こる原因や特徴、解消法などについてご紹介します。
肩の筋肉が緊張してしまうのはどんな状況
長時間のデスクワークや読書、激しいスポーツ、重い荷物を持つような仕事、夜ふかし、心の病気などさまざまな原因で肩こりが起こります。
肩の筋肉が緊張することで肩こりが起こるため、肩の筋肉をできるだけ緊張させないことが大切です。
肩の筋肉が緊張している方は、腰痛や目の疲れ、頭が重い、イライラするといった症状を伴っている可能性があります。
これらの症状に共通するのは、疲労が原因であることです。
肩こりがひどく、他にも症状が現れている場合は、普段よりも疲労がたまっていると考えられます。
疲労がピークに達すると、思考力が低下し、注意力が散漫になります。
免疫力の低下や活発でなくなるなど、さまざまな問題が起こります。
このような状態が続けば、身体の健康状態が悪くなったり、仕事や家事に支障をきたしたりするでしょう。
そうなる前に適切に対処して、疲労を解消させる必要があります。
肩こりがひどいのは、身体が疲労を感じているサインでもあります。
諸外国では、肩こりは肩だけではなく、首や背中にまで症状がある状態との認識が広まっています。
首や背中のこりは、肩こりによるものだと考えておきましょう。
体内から肩こりにアプローチする方法
肩こりといえば、マッサージやストレッチで解消できるイメージがあるかもしれませんが、実は体内から肩こりにアプローチすることも大切なのです。
身体の内側と外側の両方からアプローチすることで、効率よく肩こりを解消できます。
次のような方法を実践しましょう。
休養をとる
肩こりは、疲労や筋肉の緊張が原因であるため、十分に休養をとることが効果的です。
十分な睡眠時間を確保するだけではなく、質の高い睡眠をとることが大切です。
部屋の気温や湿度、照明などを調節して、快適な環境を作りましょう。
十分な栄養補給
疲労を回復させるためには、十分な栄養補給が必要です。
タンパク質や糖質、脂質だけではなく、ビタミンやミネラルもしっかり摂りましょう。
特定の栄養ばかりを摂っても、肩こりの改善を促すことはできません。
さまざまな栄養をバランスよく摂ることが大切です。
ただ、ビタミンB群、ビタミンCやビタミンEは、疲れている方が積極的に摂りたい栄養素です。
ビタミン類は外食やファストフードばかりの方が不足しやすいので注意しましょう。
良質で十分な睡眠とバランスのとれた食事を心がけ、肩こりにアプローチしましょう。
体外から肩こりにアプローチする方法
身体の外側から肩こりにアプローチする方法は、ストレッチやマッサージ、入浴などです。
それぞれ、次のように行いましょう。
ストレッチ
肩こりには、肩甲骨の位置が深く関係しています。
肩甲骨の位置が正しければ、肩こりが起こることはないといわれているのです。
ストレッチで肩甲骨を正しい位置に戻しましょう。
- 仰向けになり、床に対して垂直になるように腕を上げます
- 左腕で右腕を下からはさみこんで、肩甲骨が伸びるようにイメージして右側へ倒しましょう
- 逆も同様に行います
マッサージ
ゴリゴリと押すのではなく、筋肉をほぐすようなマッサージが効果的です。
整体などでプロによる施術を受けましょう。
家族や友人にマッサージしてもらう場合は、肌を摩擦しないようにマッサージクリームを塗ってもらってください。
入浴
入浴にはリラックス効果があり、寝る1時間前に入ると深い睡眠を得られやすくなります。
熱すぎる湯は頭がさえてしまうので、38度前後のぬるま湯につかりましょう。
入浴後にストレッチをすると、血行が促されやすくなるため効率的です。
整体でのマッサージと併用して、つらい肩こりを解消させましょう。
まとめ
肩こりは筋肉の緊張や疲労などが原因で起こります。
軽い肩こりであれば、日常生活に大きな支障をきたすことはありません。
しかし、つらい肩こりに進行してしまうと、集中力の低下や疲労感などさまざまな症状が現れ、生活に支障をきたすようになるでしょう。
長時間のデスクワークや読書、激しいスポーツなどを避けることが大切ですが、どうしても仕事柄、慢性的な肩こりに悩まされるということもあります。
そのため、肩こりをできるだけ早く解消させることが大切です。
十分な睡眠や栄養補給、入浴、ストレッチ、マッサージなど身体の内側と外側の両方からアプローチをかけて、効率的に肩こりを解消させましょう。
肩こりは、悪化すると生活に支障をきたしかねません。
できるだけ早い段階で対処して、快適な日常を取り戻しましょう。
監修専門家プロフィール
みやざわ整骨院院長 宮澤大助
東京都大田区池上でみやざわ整骨院を開業。ゴルフ、野球、サッカー、相撲、マラソン、水泳の多種分野のアスリートが主に来院。数多くのトップアスリートを治療し、コンディショントレーニングをサポート。代替医療分野で「東久邇宮記念賞」を受賞。
http://www.tgc-d.com/miyazawa.html
記事の参考URL
http://www.shionogi.co.jp/wellness/symptom/fatigue.html
https://beauty.hotpepper.jp/magazine/560802/
医療・美容ライター。これまでの執筆本数は9,000本以上に昇る。正確でわかりやすい記事が医師からも好評。
ムダ毛や体臭などのお悩み解決記事から疾患の説明記事まで幅広く執筆。
正しい知識を広めるために、医療・美容の情報をわかりやすくお伝えします。
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