シミと言えば、加齢に伴って出るものと思っている方が多いのではないでしょうか。

確かに加齢もシミの要因の1つですが、その他にも生活習慣や紫外線などさまざまな要因があるのです。

顔のシミを取りたい場合は、シミの原因から確認することが大切です。

原因やメカニズムを知ることで、「どうすればシミを作らないようにできるのか」「どうすればシミを薄くできるのか」がわかってくるでしょう。

シミは、日常の何気ない行動によってリスクが高くなるものです。

そのため、原因を知ることはシミの予防にもつながるのです。

シミが増えることにはさまざまなデメリットがあり、しっかり予防し、シミをこれ以上増やさないことが大切です。

ここでは、シミができるメカニズムや原因についてご紹介します。

シミが増えることのデメリットは多数…

シミが増えることには、次のようなデメリットがあります。

見た目年齢が上がる

シミに対して、40～50歳ぐらいになると増えるものというイメージを持つ方は少なくありません。

シミがたくさんあると、相手に老けた印象を与えることがあるのです。

実際には20代でも40代に見えてしまい、ショックを受ける方もいるでしょう。

自信を失う

シミが増えることで、自信を持っていた部分にも自信を持てなくなる可能性があります。

例えば、白い肌に自信を持っていた場合、シミが目立つことで白い肌が際立たなくなるのです。

シミは黒いため、1つあるだけで目立ってしまいます。

20代なのにシミがたくさんできている方は、これまでにシミができやすい生活習慣があったことが予想されます。

生活習慣やスキンケアの方法などを見直すことで、これ以上シミを増やさずに済むかもしれません。

逆に、間違ったケアを続けるとシミが増えてしまい、シミにさらに悩まされることになるでしょう。

もちろん、シミのできやすさには体質も関わるため、ケアをしていてもシミが多い方もいます。

しかしながら、正しいケアはシミを増やさないために必要と考えられるため、確認しておくことが大切です。

シミができる原因・メカニズム

シミは、チロシンというアミノ酸から作られるメラニンが肌に沈着したもの。

通常、メラニンは表皮のターンオーバーによって自然に排出されるのですが、メラニンが過剰に作られたりターンオーバーが乱れたりしていると、シミになってしまうのです。

表皮は、肌の最も外側の層のことで、ターンオーバーという生まれ変わりを繰り返しています。

ターンオーバーは、加齢や間違ったスキンケアによってホルモンバランスの乱れや、紫外線などの影響で乱れが生じて肌の状態を悪くしてしまうのです。

正しいスキンケアとホルモンバランスを整えるための行動、紫外線対策を徹底することで、シミのリスクを抑えられます。

正しいスキンケアの方法は、肌を摩擦せず適切な洗浄力の洗顔料を使って洗うことです。

洗顔後は化粧水や乳液で保湿して、摩擦などから肌を守ることが大切です。

さらに、ホルモンバランスを整えるために、十分な睡眠やストレスケアを心がけましょう。

また、ターンオーバーするにはタンパク質をはじめ、さまざまな栄養を必要とするものです。

偏食は避け、肉や魚、野菜や果物などをバランスよく摂りましょう。

シミの増加を助長してしまうNG行動

シミの増加を招くNG行動を避け、美白化粧品でケアしつつターンオーバーを整えることが大切です。

まずは、次のようなNG行動を避けましょう。

日焼け止めクリームを塗らない

紫外線は、シミの大きな要因です。

紫外線が肌の奥深くまで届くのを防ぐために、メラニンが分泌されます。

そのため、日焼け止めクリームを塗らず、帽子なども活用しないでいると、シミが増える可能性があります。

また、日焼け止めクリームには紫外線を防ぐ強さなどが定められているため、シーンに合わせて使い分けなければなりません。

汗で流れるため、小まめに塗りなおすことも大切です。

ゴシゴシと洗顔している

肌を摩擦するようなゴシゴシ洗顔は、メラニンの分泌を促してしまいます。

また、角質がはがれることでターンオーバーが乱れることにもつながります。

また、角質がはがれて肌のバリア機能が低下し、紫外線の影響でメラニンが分泌されやすくもなるのです。

睡眠不足が続いている

夜更かしなどで睡眠不足が続いていると、肌の調子が悪くなることを感じる方もいるでしょう。

これは、ターンオーバーが乱れていることが原因です。

シミの原因にもなるため、睡眠環境を整えて、夜ふかしを避けましょう。

まとめ

シミは、メラニンが肌に沈着することで作られます。

メラニンは、肌の奥へと刺激が届くのを防ぐ重要な役割を果たしていますが、過剰に分泌されるとシミの原因となるのです。

そのため、ゴシゴシ洗いを避け、紫外線対策で皮膚への刺激を防ぐことが大切です。

また、ターンオーバーが乱れることもシミにつながるため、睡眠不足やストレス、偏食などを避けましょう。

日焼け止めクリームを塗らずに外出したり、夜ふかしや偏食を続けたりすることで、シミが増える恐れがあります。

シミは、一度できると簡単には解消できません。

そのため、できるだけ増やさないことが大切なのです。

美白化粧品でケアしつつNG行動を避け、生活習慣の乱れを改善させましょう。

シミを解消できれば、見た目年齢が若くなることが期待できます。

加藤 良大

医療・美容ライター。これまでの執筆本数は9,000本以上に昇る。正確でわかりやすい記事が医師からも好評。
ムダ毛や体臭などのお悩み解決記事から疾患の説明記事まで幅広く執筆。
正しい知識を広めるために、医療・美容の情報をわかりやすくお伝えします。