秋になると食欲が高まり、つい食べすぎてしまう方は多いのではないでしょうか。

少し体重が増えるだけであれば、健康に大きな悪影響が及ぶ心配はほとんどありません。

しかし、肥満と呼ばれるほどに体重が増えてしまうと、高血圧のような生活習慣病のリスクが上がるのです。

そのため、ダイエットをして適正体重に戻すことが大切です。

しかし、ダイエットをしているつもりでも、なかなか痩せずに悩んでいるという方は非常に多いでしょう。

痩せにくいのには、血行が関係している可能性があります。

そこで、試したいのが血行を促して痩せやすい身体をつくることです。

血行を改善した状態で、これまで通りにダイエットをすれば、簡単に痩せられるかもしれません。

ここでは、効率的なダイエットに欠かせない血行を改善する方法についてご紹介します。

肥満が元になって起こりうる症状

肥満になると、筋肉が体重を支えることができなくなり、関節への負担が大きくなります。

その結果、股関節や膝関節などが痛み、日常生活に支障をきたすようになるのです。

また、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの病気のリスクも高まります。

太りすぎは、女子としても避けたいところですよね。

美容と健康のためにも、できるだけ早く痩せることが大切です。

ただし、無理なダイエットは禁物です。

自分が肥満であることを認識すると、急に痩せたい気持ちが強くなり、無理なダイエットをしてしまいがちです。

例えば、食べた後に吐き戻したり、炭水化物を一切食べなかったりするダイエット法があります。

栄養不足になることで、免疫力の低下や内臓機能の低下などが起こり、健康に大きな悪影響を及ぼしてしまうのです。

また、肥満の方は睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。

寝ている間に呼吸が止まる時間があり、睡眠の質が大きく低下します。

その結果、日中の居眠り運転や仕事のパフォーマンスの低下などさまざまな問題が起こるのです。

このように、肥満によって起こり得る問題は非常に多いため、できるだけ早く肥満を解消させましょう。

最新のダイエット方法

ダイエット法には、さまざまな種類があり、そのすべてに効果があるわけではありません。

また、実践しやすさにも個人差があるため、流行しているからといって、必ずしも自分に合っているとは限らないのです。

最新のダイエット法の1つに、FSEM（エフセム）という方法があります。

これは、味覚を活用することでダイエットの効率を高められるという考えに基づいたダイエット法です。

味には、酸味や苦み、甘み、うまみ、塩味などがあります。

これらのうち、自分に合った味を見つけます。

酸味はレモン汁、苦みはインスタントコーヒー、甘みは砂糖、うまみはだしの素、塩味は食塩などで試しましょう。

レモン汁を少し飲み、床に仰向けになり脚を上げます。

自分に合っている味の調味料などを舐めた後には、脚がしっかり上がるそうです。

しっかり脚が上がった味を覚えておき、ダイエットのための運動の前に舐めるようにします。

そうすれば、筋力トレーニングやジョギングなどを高いレベルで行えるようになるとされています。

ただし、毎回のように合っている味が変わるようなことがあれば、運動の準備に時間がかかってしまうので、他のダイエット法に変えた方がいいでしょう。

いま話題のダイエット食

ダイエットに良いとされる食品はたくさんあります。

健康効果が期待できる酢と、ダイエット効果が期待できるキャベツを組み合わせた酢キャベツが話題です。

キャベツには、腸内環境を整えてくれる食物繊維が豊富に含まれています。

腸内環境が整っていると、ダイエット効果を高められるといわれています。

また、天然塩を入れた白湯を飲むダイエット法もおすすめです。

白湯は、沸騰させたお湯を飲める温度にまで下げたもので、少しずつ飲むことで身体が温まり血行が促されます。

そうすると、冷えが改善されて代謝が高まるのです。

また、ミネラルが豊富に含まれている天然塩を入れることで、さらに血行促進効果が高まるといわれています。

入浴前と就寝前にコップ1杯を飲むことが効果的とされています。

血行を促したり腸内環境を整えたりすることは、ダイエットの成功につながります。

なかなかダイエットに成功しないという方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

ダイエットに向いている状態を整えて、自分に合ったダイエット法を実践することで、効率的に痩せられるでしょう。

まとめ

消費カロリーに対して摂取カロリーが多い食生活を続けていると、体重が増加し続けてしまいます。

肥満になると、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群などさまざまな病気のリスクが上がりがちです。

そうなれば、生活に支障をきたし、ストレスが溜まってしまうでしょう。

ストレスは食欲を高め、さらに肥満になってしまう可能性があります。

肥満になった方が食事制限をして痩せることは、簡単ではありません。

まずは、血行を促したり腸内環境を整えたりして、ダイエットに適した状態を整えることが大切です。

そして、最新のダイエット法や話題のダイエット食を活用して、効率よく体重を減らしていきましょう。

ダイエット中はストレスが溜まりがちなので、好きなことをする時間をつくるなどストレスケアを心がけてくださいね。

監修専門家プロフィール

　みやざわ整骨院院長 宮澤大助

東京都大田区池上でみやざわ整骨院を開業。ゴルフ、野球、サッカー、相撲、マラソン、水泳の多種分野のアスリートが主に来院。数多くのトップアスリートを治療し、コンディショントレーニングをサポート。代替医療分野で「東久邇宮記念賞」を受賞。

http://www.tgc-d.com/miyazawa.html

記事の参考URL

https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/grandma/201411.html

https://www.biteki.com/life-style/body-care/277944

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/obesity/pamph39.html

加藤 良大

医療・美容ライター。これまでの執筆本数は9,000本以上に昇る。正確でわかりやすい記事が医師からも好評。
ムダ毛や体臭などのお悩み解決記事から疾患の説明記事まで幅広く執筆。
正しい知識を広めるために、医療・美容の情報をわかりやすくお伝えします。