​​​​​​​ゴルフは、走るなど激しい運動はしませんが、それでも翌日に疲れが残る場合があります。スイングの際には、全身の筋肉を使うため、運動不足の状態でゴルフをしたり、ストレッチをせずに翌日を迎えたりする場合は、筋肉痛も起こるでしょう。

筋肉痛は、その痛みによって生活に支障をきたすこともあるため、しっかりケアすることが大切です。ゴルフの疲れを翌日に持ち越さず、筋肉痛を防ぐために必要なのは、食事やストレッチ、マッサージなどです。すべてを見直すことで、翌日にゴルフの影響を残すことを防げるでしょう。

ゴルフ翌日に疲れを残さないための食事

ゴルフの翌日に疲れを残さないために重要なのは、食事からさまざまな栄養を摂ることです。ただし、ゴルフ後すぐに食事を摂る場合は、消化吸収が良いものを摂る必要があります。これは、運動直後は胃腸の働きが悪いため、何でも食べてしまうと消化不良を起こす恐れがあるためです。

まずは、パンやおにぎりなどから炭水化物を摂りましょう。運動でエネルギーを消費しているため、運動後の活動のために炭水化物を摂る必要があります。フルーツからも炭水化物を摂れるため、食欲がないときに試しましょう。ただし、ゴルフの後に引き続き運動する場合を除き、炭水化物は摂りすぎないように注意が必要です。

例えば、夕方までゴルフを楽しんでいたのであれば、後は夕食を摂って入浴し、寝るだけです。大きな体力を使わないため、炭水化物はそれほど必要ではありません。他に意識的に摂りたい栄養素は、ビタミンCです。

ゴルフ翌日に疲れを残さないためのストレッチ

ゴルフの後は、ストレッチでクールダウンさせることが大切です。筋肉の収縮を緩和させることで、翌日に疲れが残りにくくなります。次のようにストレッチしましょう。

• 前もも伸ばし
  椅子の後ろに立ち、椅子の背に手をついて前傾姿勢になりましょう。そのまま、片脚を後ろへと上げます。このとき、裏ももを意識することがポイントです。前に傾きすぎると腰に負担がかかるため注意しましょう。
• 足首ほぐし
  椅子に座った状態で脚を組み、片手で足首を固定しましょう。もう片方の手で足首をもみほぐしてください。
• 首のストレッチ
  ゴルフでは、首の筋肉も使うため、しっかりストレッチしましょう。椅子に座り、後ろ手で椅子の背もたれの横部分をつかみます。つかむのは、反対側の手の方にあるところです。そして、もう片方の手を頭の上を通って反対側の耳に当てます。そのまま、頭を横に倒しましょう。伸びを感じたら、息を吐きつつ20～30秒キープします。反対側も同様にストレッチしてください。

ゴルフは、大会や練習を問わず、力みによって疲労や筋肉痛が残りやすいため、しっかりストレッチを行いましょう。

ゴルフ翌日に疲れを残さないためのマッサージ

ゴルフの翌日に疲れを残さないように、マッサージしましょう。マッサージには、血流を促すことで、老廃物の排出を促す効果が期待できます。また、血流が促されることで代謝が高まり、筋肉疲労の回復も促される可能性があります。マッサージは、心地よいと感じられる強さで行いましょう。

腕や脚、足裏、背中、首など全身をマッサージすることが大切です。マッサージの際には、肌を摩擦しないように、マッサージオイルやクリームを使いましょう。どのようなものを使っても問題ありませんが、肌へのなじみがよく、マッサージの効率を高めてくれるエミューオイルがおすすめです。

エミューオイルには、高い保湿効果が期待できるため、肌のケアにも役立ちます。炎天下の中でゴルフをしていると、肌にダメージが加わります。また、冬の乾燥も肌に悪影響を与えるのです。エミューオイルのマッサージで疲労回復を促しつつ肌を保湿することで、身体の内側と外側の両方をケアできます。

マッサージするときは、しっかりもみほぐせるように両手を使いましょう。また、背中など手が届かないところは、家族や友人に頼むか、プロのマッサージ師に任せることをおすすめします。

まとめ

ゴルフ後のストレッチやマッサージは、疲れや筋肉痛の原因にアプローチして、症状を和らげてくれます。ゴルフの疲れや筋肉痛が翌日まで残ると、仕事や生活に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、ゴルフをした後は必ずストレッチやマッサージをすることを習慣づけましょう。

また、ストレッチの際には腰などの関節に負担をかけないように注意が必要です。ストレッチとマッサージは、いずれも強い力で行うことが良いわけではありません。適切な方法で行うことで、疲労や筋肉痛を翌日残らないようになるのです。

さらに、マッサージの際はエミューオイルを使って肌もケアしましょう。ゴルフでは、疲れや筋肉痛だけではなく、肌へのダメージも問題となります。エミューオイルを使ってマッサージすれば、身体の内側と外側の問題を防ぎ、ケアできます。

執筆ライター名；加藤　良大

監修専門家プロフィール

みやざわ整骨院院長 宮澤大助

東京都大田区池上でみやざわ整骨院を開業。ゴルフ、野球、サッカー、相撲、マラソン、水泳の多種分野のアスリートが主に来院。数多くのトップアスリートを治療し、コンディショントレーニングをサポート。代替医療分野で「東久邇宮記念賞」を受賞。

http://www.tgc-d.com/miyazawa.html

https://www.golfdigest.co.jp/digest/column/back9/2014/20140819h.asp
https://lesson.golfdigest.co.jp/lesson/golbody/article/58441/1/
https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/16986987
http://cp.glico.jp/powerpro/citric-acid/entry19/

加藤 良大

医療・美容ライター。これまでの執筆本数は9,000本以上に昇る。正確でわかりやすい記事が医師からも好評。
ムダ毛や体臭などのお悩み解決記事から疾患の説明記事まで幅広く執筆。
正しい知識を広めるために、医療・美容の情報をわかりやすくお伝えします。