夏の疲れをマッサージでケア!効果的なリンパマッサージの方法
夏になると体力の消耗が激しく、休日は1日家で横になっているという方は多いのではないでしょうか。
夏に限らず、普段から疲れが翌日に残ってしまい、仕事などでいまひとつパフォーマンスを発揮できないという方もいるでしょう。
まずは、疲れを残さないように、リンパマッサージをすることをおすすめします。
リンパマッサージといえば、整体院やサロンなどで行われるものを想像する方もいるでしょう。
実は、自宅でもリンパマッサージはできるのです。
しっかりリンパケアをすることで、疲れが翌日に残りにくくなるので、今日から始めてみてはいかがでしょうか。
リンパマッサージは、特に技術を持たない方でも簡単に行えます。
ここでは、効果的なリンパマッサージの方法を詳しくご紹介します。
夏は疲れやすい季節
夏は、ちょっと歩くだけですぐに疲れるという方もいるのではないでしょうか。
春や秋などと比べて、疲労が溜まりやすくなったという方もいるでしょう。
これは、夏は気温が高く体力を消耗しやすいためです。
他の季節ならほとんど疲れずに歩ける道なのに、夏になると汗だくになって呼吸も荒くなるということがあります。
そのため、他の季節以上に体力を養い、疲れを残さないことが重要です。
また、夏は熱中症が心配される季節です。
熱中症は、暑さに慣れていない状態で気温が異常に高い環境にいると起こりやすくなります。
熱中症は、水分や塩分の不足、睡眠不足、栄養不足などさまざまな要因でリスクが上がります。
また、身体に疲れが残った状態で暑い環境にさらされると、それだけ熱中症になる可能性が高くなるのです。
注意しなければならないのは、熱中症や暑さによる体力の消耗増加は真夏だけではなく秋口にも起こることです。
毎年、残暑が厳しくなっていますが、季節は秋だからといって、暑さ対策ができていない方が多くみられます。
疲れを残さないためにも、規則正しい生活を心がけましょう。
また、リンパマッサージなどのケアによって、疲れが残りにくくなります。
日常生活にうまく取り入れて、健康的な日々を過ごしましょう。
リンパマッサージでなぜ疲れがとれる?
なぜリンパマッサージでリンパ液の流れを促すと、疲れが残りにくくなるといわれているのでしょうか。
リンパ液は、筋肉とリンパ管の働きによって全身を流れています。
血液は1分で全身をめぐりますが、リンパ液が全身をめぐるには約1日かかるといわれています。
リンパ液の流れが滞ると、老廃物が溜まったり余分な水分が溜まったりするようになります。
その結果、体調が悪くなり、場合によっては生活に支障をきたすようになるのです。
安静にしている状態では、リンパ液の流れはほぼ止まっているとされているため、リンパマッサージで促すことが大切とされています。
リンパマッサージによって疲れがとれるというよりは、本来のリンパの流れをサポートして、疲れが残りにくくなるといった方がよいでしょう。
リンパは全身に流れていますが、全身をマッサージする必要はありません。
重要なポイントだけをマッサージするだけで、リンパ液の流れが促されます。
そのため、仕事の休憩中などでも自分で簡単にマッサージしてリンパケアができるでしょう。
特別なスキルや道具も必要ないので、ぜひリンパマッサージを日常に取り入れてみてください。
リンパマッサージの方法
リンパ管が合流するリンパ節という部分をマッサージすることで、リンパの流れを促せます。
リンパ節は全身に約800個ありますが、そのうち次のリンパ節をマッサージしましょう。
鎖骨
左の鎖骨下にある静脈は、体内のリンパ液を排出するところです。
そのため、この部分のリンパが滞ると、他の部分のリンパまで流れにくくなります。
耳のつけ根
顔のリンパの出口となっています。
首のつけ根
リンパ節が集合しているため、特に重要なポイントです。
脇の下
肩や腕へとつながるリンパ節です。
おへその周り
お腹全体に関係しているリンパ節です。
脚のつけ根
下半身へのリンパの流れを中継する地点です。
膝の裏
足へのリンパの流れの中継地点です。
これらのリンパ節をボディクリームなどで滑りをよくしてから指の腹でさすりましょう。
3~5回なでたら、リンパ節を軽く押します。
押すことで、リンパ節に溜まっている老廃物の排出を促せるため、効果的とされています。
ボディクリームなどを使わずにマッサージすると、皮膚を摩擦して傷つける心配があるので、必ず使うようにしましょう。
美容成分が含まれたものを使えば、リンパと一緒に肌のケアもできますよ。
まとめ
夏は疲れが溜まりやすい季節なので、定期的に整体に通って疲れをケアしている方もいるでしょう。
リンパマッサージであれば、お金をかけずに簡単に続けられます。
肩こりや腰痛などに悩まされている方もリンパマッサージをすれば痛みが和らぐかもしれません。
全身のリンパをマッサージすれば、それだけ高いリラクゼーション効果が期待できます。
ただ、場所によっては自分でマッサージすることが難しいので、たまには専門家のマッサージを受けるのもよいでしょう。
夏から秋にかけては、気温が高いために体力の消耗が激しく、体調を崩しやすくなっています。
残暑が厳しい秋口にも熱中症は起こる可能性があるので、健やかな毎日をおくるためにも、リンパマッサージでしっかりケアしていきましょう。
監修専門家プロフィール
みやざわ整骨院院長 宮澤大助
東京都大田区池上でみやざわ整骨院を開業。ゴルフ、野球、サッカー、相撲、マラソン、水泳の多種分野のアスリートが主に来院。数多くのトップアスリートを治療し、コンディショントレーニングをサポート。代替医療分野で「東久邇宮記念賞」を受賞。
http://www.tgc-d.com/miyazawa.html
記事の参考URL
https://tenki.jp/suppl/rsakai/2017/08/27/25301.html
https://www.netsuzero.jp/learning/le02
医療・美容ライター。これまでの執筆本数は9,000本以上に昇る。正確でわかりやすい記事が医師からも好評。
ムダ毛や体臭などのお悩み解決記事から疾患の説明記事まで幅広く執筆。
正しい知識を広めるために、医療・美容の情報をわかりやすくお伝えします。
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