関節痛には塗るグルコサミン!飲むタイプとの効果の違いはある?
「ひざが痛くて歩くのがつらい」「階段の上り下りが苦痛」。
年を重ねるに連れて、多くの人が悩み始める「ひざの痛み」。
しゃがんだり、椅子から立ち上がったりして、ひざが痛むとさまざまな日常動作のシーンで大変さを味わうものでしょう。
ウォーキングやゴルフなど、体を使う趣味にも支障をきたしてしまいます。
歩くのがつらくなってくると、自然と積極的に出かけなくなる方もいるのではないでしょうか。
しかし、歩く量が減れば今度は体重の増加が悩みのポイントです。
結果、さらにひざに負担を強いる状態を作り出してしまいます。
趣味を楽しみ続けたり、健康を維持したりするためにも、快適に歩ける状態を取り戻したいものです。
そこで、試してみたいのが「グルコサミン」。
CMで見かけたことがある方もいるでしょう。
「グルコサミン」には、飲むタイプのものと塗るタイプのものがあることはご存じですか?
両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、グルコサミンの効果についてご紹介いたします。
グルコサミンの働き
ひざをグルグル回しながらグルコサミンと口ずさむ……このようなCMでグルコサミンを知った方もいるでしょう。
では、具体的にグルコサミンがどういったものなのか、わたしたちの体内でどういった働きをしているのかはご存じですか?
グルコサミンは、アミノ酸の一種で、エビやカニなど甲殻類のカラに多く含まれているものです。
わたしたちの体内にももともと自然に存在しており、特に肌や関節の軟骨、目といった部位に多く含まれています。
関節痛の軽減に必要だと思われている理由となる働きは、グルコサミンがもつ軟骨の生成と修復効果です。
特に修復効果では、関節液の生成を促すことで、関節痛を和らげたり炎症を抑えたりする効果があるとされています。
また、グルコサミンは肌の潤いにも関係している成分です。
肌の潤いに関わる成分・ヒアルロン酸はご存じでしょうか?
肌内部の水分を保つために、必要不可欠な成分です。
化粧水のCMでもよく見かける名称ですよね。
グルコサミンは、このヒアルロン酸の生成を促進する効果をもちます。
そのため、グルコサミンを摂取することで、肌の乾燥が防がれ、潤いが保たれるといわれているのです。
もともと体内にあるグルコサミンは、年とともに減少していきます。
そうした背景もあり、年齢を重ねていくうちに、関節痛や肌のお悩みが増えていくといえるでしょう。
飲むタイプと塗るタイプはどちらが効果的?
そんなグルコサミンには、「飲むタイプ」と「塗るタイプ」の両方が販売されています。
「飲むタイプ」は、いわゆる健康食品、サプリメントです。
さらに、グルコサミンを含んだ機能性表示食品も販売されています。
製品の品質にはバラつきがあるため、服用するものを選ぶ際は、値段だけで安易に選ばないようにしたいものです。
「GMPマーク」がついているものを目安にしてください。
ほかのサプリメントや漢方薬といった「飲む」もの全般にいえることですが、すぐに効果が表れるわけではありません。
「今食べているものが未来の体を作る」といわれるように、今飲んでいるグルコサミンが効果を発揮するのは、しばらく先のことになるのです。
ただし、継続して飲み続けているにもかかわらず、効果が感じられない場合は、中止を検討することも必要です。
目安は1ヶ月程度。それまでに痛みの軽減が実感できているのであれば引き続き利用しましょう。
残念ながら効果がよくわからない方は、いったんその製品の使用を中止してください。
実際に、品質がきちんとしているグルコサミンであっても、痛みの緩和効果を感じられないケースも報告されているのです。
一方、「塗るタイプ」は、マッサージ用クリームとして販売されているものになります。
商品によって、グルコサミンの含有量や、その他に含まれている有効成分が異なるため、比較して選びましょう。
こちらも、効果が表れるタイミングは必ずしも塗り始めてすぐとは限りません。
痛みの程度にもよりますが、最低3ヶ月程度は塗り続けてみましょう。
痛む部位に直接塗り込めるため、「飲む」「塗る」の両方を試してみた方のなかには、「塗るタイプのほうが効果的だった」と感じている方もいます。
マッサージによる効果もプラスされるため、塗るタイプのほうが痛みに悩んでいる方にとっては、即効性があるのではないでしょうか。
塗るグルコサミンは「エミュークリーム」
塗るグルコサミンにもさまざま商品がありますが、今回ご紹介するのは「エミュークリーム」です。
こちらは、グルコサミン・コンドロイチンのほか、炎症を抑える効果をもつ「エミューオイル」をたっぷり配合したマッサージ用クリームになります。
エミューオイルとは、オーストラリアの先住民・アボリジニが約4万年前から万能薬として利用してきた天然オイル。
鳥のエミューの皮下脂肪から抽出した油が原料です。
先ほどもご紹介したとおり、エミューオイル自体にも炎症を抑える効果があります。
さらに、エミューオイルの特徴は、人の皮脂バランスと近い成分構成をしているために、抜群の浸透性をもつこと。
体内の奥深くまで、有効成分をしっかり届けることができるのです。
そのため、グルコサミンやコンドロイチンをより迅速に患部に届かせることができます。
「エミューオイルには、グルコサミンやコンドロイチンなどの軟骨成分を包み込む性質があり、必要な部分に必要な成分を直に届けます」
浸透性がよいため、肌なじみもよく、塗ったあとのベタつきがないのもうれしいですね。
汗でベタつく季節やお風呂上がりの肌にも、気持ちよく塗ることができるでしょう。
また、エミューオイルには血管拡張効果もあるため、マッサージをすると、じんわりとした温熱効果を感じることもできます。
ネットショップではお得な2個セットや便利な定期コースもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
薬でさえ、効果の表れ方には人によってバラつきがあるものです。
それはグルコサミンでも同じこと。
即座にはっきりとした効果を感じられる方もいれば、なかなか効果が表れない方もいるのです。
悩みの内容によって、「塗るタイプ」「飲むタイプ」のどちらのグルコサミンが良いのかは異なるでしょう。
ひざの痛みなど、関節痛の改善を目的とするのであれば、痛む場所に直接働きかけられる「塗るタイプ」がおすすめです。
お風呂上がりに、就寝前に、手に取ったエミュークリームを使って、ひざや腰など、痛む場所をやさしくマッサージしましょう。
エミューオイルには高い保湿性があるため、痛みの軽減はもちろん、しっとりすべすべ肌に導くこともできますよ。
まずは3ヶ月、マッサージ習慣を身につけてみませんか?
監修専門家プロフィール
みやざわ整骨院院長 宮澤大助
東京都大田区池上でみやざわ整骨院を開業。ゴルフ、野球、サッカー、相撲、マラソン、水泳の多種分野のアスリートが主に来院。数多くのトップアスリートを治療し、コンディショントレーニングをサポート。代替医療分野で「東久邇宮記念賞」を受賞。
http://www.tgc-d.com/miyazawa.html
記事の参考URL
http://celebrite.jp/ext/pc/emu/pc
http://celebrite.jp/category/TEIKI/2536.html
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160304-OYTET50103/
https://allabout.co.jp/r_health/nutrition/nutrient/n-74
さいたま市在住。幼少期からの「書くことが好き」が講じてフリーライターに。
コラム記事から店舗・病院・企業への取材・インタビュー記事まで幅広く執筆している。
販売員をしていたインテリア雑貨店で扱っていた、日常をちょっぴり楽しくさせる入浴剤・アロマ・ケア用品が好き。
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