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アトピーのかゆみやかぶれを抑える?エミューオイルのアレルギー抑制効果とは?

アトピーのかゆみやかぶれを抑える?エミューオイルのアレルギー抑制効果とは?

アトピー性皮膚炎の症状、つらいですよね。

乾燥したカサカサ肌は、強いかゆみを伴うことも多いもの。

大人であってもつらいものですが、小さなお子さんの場合、つい、かき壊して悪化させてしまうことも少なくありません。

「さまざまなケア方法を試し続けているけれど、なかなかよくならない」とお悩みの方にご紹介したいものが、高い保湿力を誇るエミューオイルです。

エミューとは、オーストラリアに住む鳥のこと。

皮下脂肪からとった油を原材料として作られた天然のエミューオイルは、4万年前から原住民・アボリジニが皮膚炎の薬として使用してきたものです。

1980年代以降になって、科学的分析が行われ、その効果が証明されています。

なぜ、エミューオイルはアトピー性皮膚炎の症状にいいのでしょうか。その理由をご紹介します。

 

エミューオイルはアトピーに効くの?かゆみを抑える理由は?

アトピー性皮膚炎の人の肌は、バリア機能の低下により、カサカサと乾燥しやすくなっています。

乾燥している肌は、外部からの刺激に弱い状態です。外部刺激は肌のかゆみにつながります。

かゆみをガマンできずにかきむしってしまうと、より肌にダメージを与えてしまい、悪循環に陥ってしまうことに……。

ひどくなると、皮膚の表面が固くなってしまうことも。

皮膚科の症例写真などで苔癬化(たいせんか)してしまった皮膚を見ることができますよ。

ここまで悪化させないために大切なことは、肌を清潔にしてしっかり保湿すること。

エミューオイルは、高い保湿力をもっています。

人の皮脂に近い脂肪酸バランスのため、肌に浸透しやすいことも特徴のひとつ。

そのため、乾燥による肌のかゆみを抑えてくれますよ。

エミューオイルを使うときは、肌の状態を確認することが大切です。

カサカサと肌が乾燥している、症状が軽度のところにのみ使いましょう。

じゅくじゅくと汁が出てしまっているところには、状態が良くなるまで使用を避けます。

使用するタイミングは、お風呂上がりがおすすめです。

肌が濡れている方が浸透しやすいのが理由です。

また、エミューオイルには血行を促進させる働きもあるため、通常時に使用すると一時的に肌にかゆみが生じることがあります。

お風呂上がりであれば、すでに血行がいい状態のため、ケアをしても余計なかゆみが発生しにくいのです。

 

アレルギーを抑制すると言われているエミューオイルの成分は?

エミューオイルには10種類の脂肪酸が含まれており、そのうち3種類が有効性の高いものです。

肌のかゆみや乾燥、かぶれに作用するのは、「リノール酸・r-リノレン酸・アラキドン酸」、「a-リノレン酸」の2種類の脂肪酸です。

「リノール酸・r-リノレン酸・アラキドン酸」は、母乳にも含まれている成分です。

細胞を活性化させたり、血中コレステロール値を低下させたりと、さまざまな作用があります。

肌に関する作用では、炎症を抑える働きをもっています。

このため、かゆみやかぶれの改善が期待できるとされているのです。

「a-リノレン酸」は、血管の拡張、血行の改善といった働きをもつ成分です。

また、アレルギーや炎症を仲介する、ヒスタミン・トロンボキサン・ロイコトリエンといった物質の働きを強力に抑えられるため、アトピーをはじめ、敏感肌にも良いとされています。

残りの1種類は「オレイン酸」。

こちらは、オリーブオイルなどにも含まれている成分です。

有用成分を皮膚に吸収させる働きに優れているため、肌の奥まで浸透させやすくなる効果があります。

各種脂肪酸は、バランスよくとることが大切です。

エミューオイルは、構成成分のバランスが理想的なため、より効果が期待できるとされています。

 

エミューオイルは赤ちゃんのかぶれにも使える!

天然成分であるエミューオイルは、赤ちゃんの肌ケアにも使えます。

赤ちゃんの肌はデリケート。

特におしっこやうんち、それを拭くおしり拭きなど、さまざまな刺激に晒されているおしり周りは、肌トラブルを起こしがちです。

どれだけ気をつけていても、おむつかぶれになってしまうことも少なくありません。

エミューオイルは、おむつかぶれになってしまったおしりのケアはもちろん、かぶれの防止にも利用できます。

使い方は簡単。おむつを替える際に、清潔にしたおしり周りにエミューオイルを塗ってあげるだけです。

自然由来のものとはいえ肌に合う、合わないはあるため、まずは塗ったあとの反応に注意しておきましょう。

問題がなさそうであれば、おむつ替えのタイミングで1日に数回程度塗るようにします。

保湿や炎症を抑えるエミューオイルの効果のほか、オイルを塗っておくことで、うんち後のおしりを拭き取りやすくなるというメリットもあります。

肌とうんちの間にオイルの膜ができるため、ゴシゴシしなくても済むわけです。

オイルを塗る際は、親の両手で温めてから塗ってあげると良いでしょう。

また、保湿剤として全身に使用することも可能です。

 

まとめ

小さな子どもであればあるほど、お肌はデリケート。

アトピー性皮膚炎をはじめ、肌トラブルには悩まされがちです。

何とかしてあげたいけれど、子どもの肌に塗るものなので、成分が気になるといった方もいるでしょう。

エミューオイルは天然素材なので、赤ちゃんから大人まで安心して使用でき、保湿性もばっちり。

アレルギー物質を抑制する成分も含まれているため、敏感肌やアトピー性皮膚炎の方の保湿剤として、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

アトピー性皮膚炎の改善策として大切なのは、肌のバリア機能を高めること。

カサカサした乾燥肌のケアをしっかり行っていくことで、バリア機能を回復させていくことができます。

エミューオイルを使用して、健やかな肌に導いていきたいものですね。

 

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記事の参考URL

http://www.emuspirit.jp/page.php?name=skincare

http://kirecawa-navi.net/?p=6185

https://96-5.co/ZCh

http://hc.mochida.co.jp/skincare/atopic/atopic3.html

http://www.emuspirit.jp/page.php?name=qa

http://emuoil-jiten.com/how_to_use_emuoil/atopic_dermatitis/index.html