エミューオイルはどんな炎症に効く?
オーストラリアの国鳥であり、ダチョウの次に背の高い鳥類と言われている「エミュー」。
寒暖差のある砂漠地帯に生息し、過酷な状況でも生き延びてきた強い生命力のある生き物です。
実は、このエミューのオス、人間的に言うと「イクメン」なのです。
というのもエミューのメスは、繁殖期になると3、4日間に1度程度卵を産みます。
しかし、出てきた卵を抱卵するのはオスの役目。
オスはメスが産んだ卵を抱卵する期間中、一切飲食せずに過ごします。
それまでに蓄えた脂肪を消費しつつ生活していくのです。
このように独特の環境下でも生き延びてきたエミューの皮脂から生まれたオイルが「炎症」などに効果的ということで注目されています。
どのような炎症に効果的なのでしょうか。
じっくりと探ってみようと思います。
話題のエミューオイルはどんな炎症に効果があるの?
一言に炎症といっても、その状態はさまざまです。
オムツかぶれのように目で確認できる炎症もあれば、目には見えないけれども痛みなどで感じるものもあります。
筋肉痛や関節痛などがそれにあたるでしょう。
過酷な状況を生き抜いてきた生き物「エミュー」から生まれた「エミューオイル」は、一体どのような炎症に効果的なのでしょうか。
皮膚細胞を活発化させる良質な「脂肪酸」をたっぷりと含むエミューオイルは、傷んだ皮膚組織の再生促進効果が期待できます。
そのため上記で記した、皮膚の炎症や、筋肉痛・関節痛などにも効果的。
エミューオイルは、肌への浸透性が高く、オイル特有のベタつきもあまりなく、多くの方々にマッサージオイルとしても利用されています。
また、アスリートの筋肉疲労の治療として、さらに老人介護の現場では、床ずれ防止やおむつかぶれ時などにも使われているのです。
さらに、皮膚炎、あかぎれ、首の痛み、関節炎やリューマチ、剃刀まけ、切れ痔など、さまざまなタイプの炎症にも対応。保湿効果も高いので乾燥対策としての利用もおすすめです。
炎症部分へのエミューオイルの塗り方のポイント
それではエミューオイルの塗り方のポイントをみていきましょう。
まずは身近な「筋肉疲労」から。
手のひらにエミューオイルをつけ、腕や肩、腰など気になる部位に丁寧に塗っていきます。
その際、揉みほぐしながら塗り込んでいくと、施術後の疲労軽減を実感できることでしょう。
また、運動前のエミューオイルの使用もおすすめです。
筋肉疲労が起こってからではなく、運動前にマッサージを兼ねて行うことで、血行を促進しパフォーマンス向上が期待できます。
試合前にエミューオイルのマッサージを取り入れるアスリートもいるほど、その信頼性には定評があります。
また、赤ちゃんのオムツかぶれなどにも使用可能です。
その際は、清潔な状態のお尻に、ステロイドや抗生物質入り軟膏の代わりとして使用します。
赤ちゃんの様子を見ながら少量を1日数回使ってみましょう。
※赤ちゃんはもちろん大人も、エミューオイルのマッサージなどを行なう際は、自分の健康状態を考えて無理せずに行いましょう。
また、通院中の方や妊娠中の方、やけどや湿疹、静脈瘤がある方。
腫れや発熱など、普段とは違う体調の際は、ぜひ病院に行き医師に相談のうえ使用してください。
皮膚の弱い方は、少量を試してからお使いください。
エミューオイルはどれくらいの期間続けたらよい?
エミューオイルはどれくらいの間、使用し続ければいいのでしょうか。
まずは3カ月ほど続けてみることをおすすめします。
エミューオイルは、もともと4万年前にオーストラリアに住み始めたといわれる「アボリジニー」が、「秘薬」として傷の手当てなどに使っていたものです。
長い年月、愛され続けてきたエミューオイル。
炎症などがおさまっても「マッサージオイル」や「オムツかぶれ予防」などとして、日常的に使うことも可能です。
また、浸透力があるので保湿剤として、いつもの化粧水などにプラスすると乾燥対策にもなります。
では、どのようにして日常に取り入れると効果的なのでしょうか。
おすすめは、お風呂上りの利用です。
うるおいを欲しているお風呂上りの肌に、エミューオイルを少量ずつやさしく塗り込んであげましょう。
肌が内側からふっくらと感じてくるはず。
乾燥や痛みが起きた時だけ使うと、つい普段の生活に流されて塗るのを忘れがちです。
でも「風呂あがりにエミューオイル」などと使用するシーンと絡めて決めておけば、取り入れやすいでしょう。
また、運動前にオイルマッサージをおこなう習慣をつければ、動きやすい体づくりにも繫がり、ケガ予防として活用できます。
まずは3カ月試してみて、あとは体と相談して続けてみるといいでしょう。
まとめ
エミューオイルは古くからアボリジニーの秘薬として傷の治療などにも使われてきました。
人間の皮脂に近い成分で構成されているエミューオイルは、抜群の浸透力を誇ります。
さらに傷んだ皮膚組織の再生促進効果が期待できるので「炎症」などが起こった際も頼れる存在といえるでしょう。
まずは、少量を手にとり、やさしく揉み込むように使ってみてください。
エミューオイルは日常使いもできるオイルなので、お風呂上りの保湿剤として、気軽に続けてみてはいかがでしょうか。
監修専門家プロフィール
みやざわ整骨院院長 宮澤大助
東京都大田区池上でみやざわ整骨院を開業。ゴルフ、野球、サッカー、相撲、マラソン、水泳の多種分野のアスリートが主に来院。数多くのトップアスリートを治療し、コンディショントレーニングをサポート。代替医療分野で「東久邇宮記念賞」を受賞。
http://www.tgc-d.com/miyazawa.html
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記事の参考URL
http://mooaloha.com/emyu-oil.html
http://celebrite.jp/ext/pc/emu_r/pc?utm_source=google&utm_medium=cpc0629pc&utm_campaign=emuplushi
大手求人広告代理店の営業兼コピーライターを経て、デザイン会社などで、ライター・コピーライターとして勤務。
現在はフリーライターとして大人女子メディアから不動産系新聞まで幅広く執筆している。
家や土地を 眺めることと美しいものを好み、日々キレイになるべく切磋琢磨中。
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