股関節の痛みは歪みの始まりの合図かも!和らげるケア方法
肩こりや首のこり、腰痛などで悩まされている方は、根本に体の歪みがあるかもしれません。体の歪みには自覚症状がないため、自分の体が歪んでいるかどうかわからない方が多いのではないでしょうか。体の歪みを放置すると、体のさまざまな部位に支障をきたし、将来的に体を自由に動かすことが難しくなる可能性があります。
歪みの始まりの合図として、股関節の痛みが挙げられます。必ずしも体が歪んでいるとは限りませんが、股関節が痛くなった場合は早めに対処しましょう。股関節の痛みは、マッサージやストレッチで和らげることが可能です。必要に応じて医療機関で治療を受けつつ、予防の意識を持ってください。
ここでは、股関節の痛みと体の歪みの関係と痛みを緩和する方法を詳しく解説していきます。
「股関節の痛み=体の歪み」?
股関節の痛みは、必ずしも体の歪みを表しているわけではありません。しかし、体が歪んでいると股関節に痛みを感じる場合があるため、実際に歪んでいるかどうかは専門家にチェックしてもらうことが大切です。体の歪みは、骨盤や背骨、頚椎などの歪みを指し、どこが歪んでいるかは詳細な検査を受けなければわかりません。
また、体の歪みは一時的に治すことができても、根本的に治すことはできないため注意が必要です。歪みの原因はさまざまですが、筋力のバランスが深く関係しています。普段から悪い姿勢をしていることで、筋力のバランスが崩れて体に歪みが生じるのです。
体が歪んだ場合、整体などで整える施術を受けることがありますが、椎間板ヘルニアなどの病気があると、施術によって症状が悪化する恐れがあります。そのため、股関節の痛みが起きたときは、安易に整体を受けるのではなく、まずは整形外科でレントゲン検査などを受けて現在の状況を確認することが大切です。
体の歪みは、正しい姿勢での動作を心がけることで、悪化を抑えられます。医師の指導に従って行動しつつ、治療を受けましょう。
股関節の痛みを放置するとどうなるか
股関節の痛みを放置すると、原因となる病気が進行し、将来的に歩行が困難になる可能性があります。股関節の痛みを感じるときに疑われる病気は次のとおりです。
・変形性股関節症
・大腿骨頭すべり症
・大腿骨頭壊死症
・股関節の先天性異常
・感染症
・滑液包炎
・その他の股関節疾患
上記のように、さまざまな原因が考えられるため、単なる違和感や小さな痛みであっても見逃さないことが大切です。多くの方が悩まされている変形性股関節症は、立ち上がりや歩くときに痛みを感じます。
また、「運動をすれば痛みや違和感がなくなるだろう」と思い、継続的に運動してしまい、症状が悪化するケースがあります。自己判断で運動するのではなく、まずは整形外科で診断してもらいましょう。
炎症が起きているケースでは、股関節を無理に動かすことで症状が悪化する恐れがあります。それだけ改善まで時間がかかるようになるため注意が必要です。自宅で湿布などを貼って様子を見るのもいいですが、冷たい湿布と温かい湿布のどちらを貼るべきか見極めましょう。痛みが和らぐ方の湿布が正解です。
股関節の痛みを和らげるマッサージ・ストレッチ方法
股関節の痛みを和らげるために、マッサージやストレッチを行いましょう。日ごろから対策しておくことで、股関節の痛みの悪化を抑えられます。それぞれ、次のように行いましょう。
・股関節ほぐし
・椅子に向かって立ち、片足を椅子の座面につける
・腰を前方に押すイメージで椅子に置いた方の足を曲げる
・同じように、内側と外側を行う
・椅子に乗せている足のひざを右足は時計回り、左足は反時計回りに回す
・反対の足も同様に行う
股関節のストレッチの方法は他にもあります。専門家が教える股関節のストレッチの動画を参考にしてください。
・マッサージ
股関節周辺の筋肉をほぐしましょう。股関節を柔らかくするのを助けられます。マッサージの際には、円滑剤としてエミューオイル配合のエミュープラスHiを使うことがおすすめです。エミューオイルを配合しているクリームで、肌にうるおいを与えつつ円滑剤として役割を果たしてくれます。
まとめ
歩きだしや立ち上がりのときに股関節に痛みを感じた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。変形性股関節症などの病気の可能性があります。股関節の痛みは、体の歪みによるものの可能性もありますが、股関節の病気が原因のケースも少なくありません。そのため、まずは原因を突き止めることが大切です。
股関節の筋肉のバランスが崩れていることが原因の場合は、マッサージやストレッチでケアしましょう。普段から筋肉をよく使い、バランスを整えることで股関節の痛みの緩和や予防につながります。
股関節は、体重を支える部位の一つのため、関節に異常が起こりやすくなっています。病気の悪化を防ぐためにも、ただの痛みや違和感だと自己判断せず、適切に対処しましょう。
記事の参考URL
https://croissant-online.jp/health/63612/
https://c-and-o-dry-river.com/navi1/kokansetsu.html
http://celebrite.jp/ext/pc/emu/pc
https://tokei-chiro.com/example1/hip-joint/
http://www.matsui-seikei.com/faq/faq_naiyou/hip/04.html
https://www.youtube.com/watch?v=F6HZ5s9dgPY
医療・美容ライター。これまでの執筆本数は9,000本以上に昇る。正確でわかりやすい記事が医師からも好評。
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