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ストレスからくる耳鳴りに要注意!ストレス発散法と早期治療のススメ

ストレスからくる耳鳴りに要注意!ストレス発散法と早期治療のススメ

突然、キーンやジーン、ボーといった耳鳴りが起きたことがある方は多いのではないでしょうか。

特に心配いらない耳鳴りと、早めに医療機関を受診した方がいい耳鳴りがあります。

原因は不明ですが、ウイルスや循環障害の説がよく知られています。

耳鳴りを放置することで難聴を伴うようになったり、ある日突然耳が聞こえなくなったりすることがあります。

 

難聴を伴う耳鳴りや、耳の閉そく感や圧迫感が改善しない、めまいやふらつきを伴うケースでは、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

また、あまり知られていないのがストレスによって引き起こされる耳鳴りです。

現代はストレス社会とも呼ばれており、ストレスを完全に取り除くことはできません。

ここでは、ストレスで耳鳴りが起こる理由やストレスを発散する方法について詳しくご紹介します。

 

耳鳴りの原因はストレス?セルフチェックリスト

耳鳴りは、ストレスによって引き起こされる自律神経失調症によって起こることがあります。

自律神経は、全身の機能を調節しているのですが、ストレスを受けるとバランスが崩れてしまいます。

自律神経のバランスが崩れると、耳鳴りの他にも、動悸や片頭痛、ほてり、不眠などさまざまな異常が現れるのです。

次のチェック項目が多く当てはまる場合は、ストレスによる耳鳴りが疑われます。

  • 耳鳴りやめまいが頻繁に起こる
  • 胸が締め付けられるような感覚がある
  • 心臓の鼓動が急に早くなったり脈が飛んだりする
  • 息苦しくなる場合がある
  • 胸やけや空腹感がないといった症状がある
  • 手足がだるいことが多い
  • どれだけ寝ても眠気が取れない
  • 気候の変化で体調を崩しやすい
  • 慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている
  • 咳が出ることが多い
  • 便秘と下痢をくり返したり、お腹の調子が優れなかったりすることが多い
  • 顔あるいは手足によく汗をかく
  • まぶしさを感じることがある
  • 怖い夢を頻繁に見る
  • 食べ物の飲み込みづらさや、喉の違和感、呂律が回らないことがある
  • 胸のざわつきを覚えることがある
  • 頻繁に立ちくらみが起こる

2個以上当てはまる場合は、一度医師の診察を受けておいた方がいいでしょう。

 

耳鳴りを改善するためのストレス発散方法

Stress tinnitus

ストレスによる耳鳴りは、ストレスをためないようにしつつ、こまめにリフレッシュすることで改善が期待できます。

まずは、十分な休息を心がけましょう。

夜ふかしは避け、就寝の1時間前には床につきましょう。

就寝の約2時間前に38~40度のぬるま湯につかることで、眠りやすくなります。

良質な睡眠をとることで、自律神経のバランスが整い、耳鳴りが改善する可能性があります。

また、睡眠には疲労回復効果もあるため、できるだけ意識的にとりたいところでしょう。

 

その他、ストレスの原因を取り除くことも大切です。

人間関係に疲れてしまった場合は、いったん離れてみるのも1つの手段です。

仕事での付き合いで離れられない場合は、受け流す術を身につけましょう。

また、「いつ耳鳴りの不快な音に悩まされるかわからない」ということにストレスを感じることがあります。

その場合は、BGMを流して耳鳴りをかき消したり、趣味に没頭したりすることで耳鳴りによるストレスをやわらげることが期待できるでしょう。

 

ストレスがたまりにくい生活環境を整えることで、耳鳴りの原因が解消されなくても、快適な日常を取り戻せる可能性があります。

 

耳鳴りは早期治療が重要!気になったら受診を

耳鳴りは、早期治療が重要です。耳鳴りが気になったら、できるだけ早く受診しましょう。

耳鳴りを伴う病気は非常に多く、それぞれ症状の現れ方に特徴があります。

例えば、突発性難聴では、片耳に耳鳴りの症状が現れます。

また、キーンという金属音が聞こえることも特徴です。さらに、耳が聞こえにくくなる症状も。

 

メニエール病も突発性難聴と同じような耳鳴りですが、耳が遠くなるのではなく、めまいを伴います。

また、聴神経腫瘍も突発性難聴と似ていますが、耳鳴りは金属音とは限りません。

このように、病気の種類によっては症状が部分的に共通しているなど、セルフチェックでは予測することが難しくなっています。

また、生活習慣病による脳の血流障害が原因で耳鳴りが起こることもあります。

 

一見、耳鳴りとは無関係に思える病気が原因となるケースもあるため、持病がある方は主治医に相談するといいでしょう。

必要であれば、耳鼻咽喉科の専門医に紹介状を書いてもらえます。

病院で詳しい検査を受け、診断を受けることが大切です。

治療では、内服薬や筋肉注射、ステロイドを鼓膜に注射するSTT(Strong Targeting Therapy)療法[S4] などを行います。

病気によって治療法が異なるため、医師の指示に従って治療を受けましょう。

 

まとめ

耳鳴りは、ストレスが原因で起こることがあります。

いつ、耳鳴りが起こるかわからないことで、大きなストレスを感じる方は少なくありません。

ストレスによって耳鳴りが悪化することで、さらにストレスを受けるという悪循環に陥ることもあります。

良質な睡眠や趣味に没頭する時間を作るなどして、ストレスを解消させましょう。

 

また、耳鳴りは突発性難聴やメニエール病などさまざまな病気で起こります。

耳鳴りの特徴や他に現れている症状などから診断できるため、早めに病院を受診しましょう。

耳鳴りによるストレスが原因で健康に悪影響が及ぶことが懸念されます。

そのため、できるだけ早く耳鳴りを解消できるように行動することが大切です。

耳鳴りが悪化する前に対策を始めましょう。

 

記事の参考URL

https://www.studio-yoggy.com/article/article/tips/20180301-01/

http://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/201008/jiritsusinkei.html

https://healthcare.kao.com/main_post/dizzy1/

https://www.bee-lab.jp/yobouigaku/03/index.html

https://www.chiba-city-med.or.jp/column/056.html