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ストレスが関節痛を引き起こす?上手くストレスと付き合うには

ストレスが関節痛を引き起こす?上手くストレスと付き合うには

関節痛と言えば、加齢によって起こると思っている方もいるのではないでしょうか。

実は、ストレスによって関節痛が起こることもあるのです。

ストレスは、生きているだけでどうしても受けてしまいます。

人間関係や仕事でのトラブル、自分の思い通りにいかなかったとき、「夜ふかしをして眠気が強い」「疲労が溜まっている」などさまざまなタイミングでストレスを受けます。

そのため、できるだけストレスを抑え、こまめに解消させることが大切です。

 

ただし、関節痛の原因は非常に多いため、医師の診断を受けなければ原因は特定できません。

加齢や筋肉の衰えなどの原因にストレスが加わることで、関節痛が起きている可能性もあります。

単なるストレスだと自己判断しないことが大切です。

それでは、ストレスが関節痛を引き起こす理由とストレスの解消法についてみていきましょう。

 

関節痛の一般的な原因

関節痛と言えば、変形性股関節症や変形性膝関節症、関節リウマチなどが一般的な原因です。

全身のさまざまな関節が痛む場合は、関節リウマチの可能性もあるため、早めに医師の診断を受けることが大切です。

関節リウマチは、免疫の異常によって手足の関節に腫れや痛みの症状が現れる病気です。

 

進行すると骨や軟骨が破壊され、身体を動かすことが困難になります。

また、炎症は関節だけに留まらず、目や肺などへと広がることもあるのです。

30~50代の女性にみられることが多いため、該当する方は注意しておきましょう。

また、関節リウマチを発症すると「朝に関節がこわばる」「熱っぽい」「身体がだるい」といった症状が現れます。

日常生活に支障をきたす前に医師の診断を受けましょう。

 

また、加齢や運動不足などの要因で筋肉が衰え、関節への負担が大きくなることで痛みが起こる場合もあります。

筋肉は、関節への負担を抑える役割を果たしています。

筋肉が衰えると、関節にある軟骨のすり減りが進み、結果的に痛みが現れるのです。

関節痛は、原因の種類に関係なく、進行することで日常生活に支障をきたすようになります。

そのため、悪化する前に検査を受け、医師の指示に従って適切な治療を受けることが大切です。

 

ストレスは関節痛を慢性化させる

Stress arthralgia

関節痛が起きているときにストレスを受けると、関節痛を慢性化させる可能性があります。

痛みが治まらないことに対して不安を感じたり、上手く関節を動かせないことでストレスを感じたりすると、痛みがない時間が減ってしまいます。

その結果、さらにストレスを感じるという悪循環に陥るのです。

また、ストレスが要因となって痛みが起きている可能性もあります。

 

慢性疲労症候群という病気は、疲労感や筋肉痛、のどの腫れなどさまざまな症状が現れる病気です。

関節の痛みと筋肉の痛みは区別することが難しく、間違えてしまうこともあります。

慢性疲労症候群の原因には、近年の研究でウイルス感染が関係していることが判明しました。

過去に感染したウイルスが体内に潜伏し、ストレスや疲労などが長期間続いたタイミングで発症します。

 

ストレスや疲労は、免疫や神経などの外敵から身を守る防御機能を低下させてしまうため、体内に潜んでいたウイルスが再活性化してしまうのです。

普段から、ストレスを抑えることを心がけるようにしましょう。

しかし、自分では防ぐことができないストレスもあるため、どうしても慢性疲労症候群を発症する場合もあるのです。

 

自分に合ったストレス解消法を見つけよう

関節痛の慢性化や慢性疲労症候群の発症を防ぐために、自分に合ったストレス解消法を実行しましょう。次のような方法があります。

できるだけストレスを溜めないようにする

避けることが難しいストレスもありますが、「夜ふかしやアルコールの過剰摂取」「パソコンやスマホの使いすぎ」「風邪を放置する」といったことは避けるようにしましょう。

解消すべきストレスを減らすことが、ストレスを溜めないためのコツです。

適度に運動する

適度な運動には、ストレス解消効果が期待できます。

散歩やウォーキング、プールの中で歩くといった軽い運動を行いましょう。

また、自然にあふれた場所で運動するなど、気持ちがいいと感じられる環境を選ぶことが大切です。

栄養バランスのとれた食事を摂る

ビタミンやミネラルが不足している人は、疲れやすい状態になっています。

肉ばかり食べて野菜を食べない場合は注意が必要です。

一汁三菜を基本に、栄養バランスの整った食事を心がけましょう。

 

適度な運動と栄養バランスのとれた食事を習慣づけることで、ストレスに強い状態を作れる可能性があります。

関節痛の慢性化や慢性疲労症候群を防ぐためにも、生活習慣を整えましょう。

 

まとめ

関節痛の種類によっては、ストレスが原因で慢性化する可能性があります。

ストレスは受けていないと思っていても、実際には気づかないうちに溜まっていきます。

そのため、できるだけストレスを受けないように夜ふかしや長時間のパソコンやスマホの使用、アルコールの過剰摂取などを避けることが大切です。

 

そして、適度な運動や栄養バランスのとれた食事を習慣づけて、こまめにストレスを解消させましょう。

関節リウマチや変形性膝関節症などの病気によって痛みが起きている場合は、ストレスを解消しても改善が期待できません。

医師の判断に基づいた適切な治療を受ける必要があります。

関節痛が起きた際には医師の診断を受け、原因に対して適切に対処していきましょう。

監修専門家プロフィール


 みやざわ整骨院院長 宮澤大助

東京都大田区池上でみやざわ整骨院を開業。ゴルフ、野球、サッカー、相撲、マラソン、水泳の多種分野のアスリートが主に来院。数多くのトップアスリートを治療し、コンディショントレーニングをサポート。代替医療分野で「東久邇宮記念賞」を受賞。

http://www.tgc-d.com/miyazawa.html


 

記事の参考URL

http://www.taishotoyama.co.jp/pa/q1.html